「観ると言う事」
常に未知の領域に挑まんとする表現者は観る時間が多くなる。
決定するぎりぎりまであらゆる視点観点から観て、全体が壊れる一歩前で決断する。
筆を置く時の難しさである。
表現には生き死にが問われる。
これは日常の生き方にも通じる事である。ただこの意識状態を貫くのが難しいにすぎない。
特に言葉・言語表現に至っては別な諸問題がある。
今、この雑文を書くにもこの困難さを前提として書いている。
自在に伸縮する尺度・物指しなどあって無きがごとくであるからだ。
よく言われる無名性とは現実社会では強力で独断的な個性を具えた個性として存在する。
これは是非も無しと想うしかない。又、再前提ともいえる。
かかる個性にとって一切の概念は密に連動している。
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